Letter

実川物語2021年9月号

想いを繋ぐ

最近、当社でも多くなってきたのが庭の世代交代です。
どういうことかというと、家の立て替えや、入れ替わりに伴う「お庭のリフォーム」です。親から子への庭のバトンタッチと言ってもいいかもしれません。

世代交代に伴う、庭のリフォームで大切にしていることは、前の代の想いを繋ぎながら、次の世代の想いを組み込むことです。

お庭というのは時代により、変化していくものもあります。それなので家を建て直すとなると今まであった庭では、新しい家のデザインや空間にマッチしないこともあります。

そんな時は先代が大切にしていた木は残しながら、新たな世代のデザインに融合させるなどして、新たな庭へと変化します。

想いを繋ぐことで、庭のカタチは変われど、今までの大切にしていた木や空間への想いは繋ぐことができます。

こういった新たな形で、先代の人生という時間を共に過ごしてきた庭や木というものを次の第へ繋ぐことができるのはとてもやりがいのある仕事です。

もし、これから自分のお子様や新たな方へ庭や木を引き継ぎたい時は相談してください!

庭と向き合い続けるには常に実験と検証

庭というものに接し続けていると上手く育たない木があったり、草が思わぬ所から生えてしまい管理がしづらいなどと上手くいかないことが多々あります。

やはり庭は地域や周りの環境によって全く育ち方が異なります。

そういった中でお庭というものに、上手く付き合っていくには常に新たな試みをする必要があります。

草が生えすぎないように、防草シートを使ってみたり、人工芝にしてみたり、砂利をまいてみたりなどと常に実験が必要です。

その試みの中で、その庭にフィットするやり方を選択していく必要があります。

ぜひ、皆様も色々な植物や木を試したりしながら、自分のお庭のスタイルに合うカタチを選んでいって、よりお庭と人生を楽しんでください。

頑固職人かおるくん

【今回の解説】

今回も得意の「安物買いの銭失いシリーズ」といっても過言ではありません。毎度こんなことをやっております。